(元)飼い猫が
父帰還からしばらくして、(元)飼い猫が一瞬だけカムバックした。
学校から帰宅したとき、(夜逃げ先の)自宅アパート付近に、どこかで見たような猫がいたのだ。
立ち止まってしばらく名前を呼んでみたら、警戒しつつもこっちに来た。
間違いなく(元)飼い猫だった。
なぜ、(夜逃げ先の)自宅アパート付近にいたのか。
経緯はもう忘れてしまったが、公団(現、UR)にいたときか、弟と二人、元自宅まで段ボール箱を持って連れてきたような記憶がある。
でも結局ペット禁止なので、なるべく暖かそうな場所に離しておいたはず。
まさか再会するとは思わなかった。
一回家に連れて帰ったが、母にこっぴどく怒られた(そりゃそーだ)
可哀想ではあったが、また外に連れていった。
冬でないのが救いだったが、心が痛かった。
猫は気ままだ。外に連れていっても、人の気も知らず走り回っている。
はぁ。
借金 生活苦
父、帰る
某月某日
某所に働きに行っていたらしい、父が帰宅した(一時帰宅らしい)
(当時)理由も知らされていなかった我々(僕と弟)は、反抗期と言うこともあり、父が居ても口をきくことはほぼ無かった。
仕事はどうしたのだろうか、またしばらく居るのだろうか。
嫌だなー。
実の親なのに、そんなことばかり思っていた。
ある日、学校から帰ってくると父が居らず、母がぷんすか怒っている。
母「お父さん、8万円も持ってるのに、ガス屋来たらガス代立て替えて払っておいてくれれば良いのにさ💢」
どうやらまた、お得意の「私は知りません」病が出たようだ。
ガス屋が催促に来たみたいなのだが、「知らん」と行って帰ってもらったらしい(´Д`;)
(こちらのアパートに引っ越して来てから借金取りが訪ねてくることもなく、(貧乏だが)平穏な日々を送っていたが、どうも光熱費等の支払いは滞っていたらしい)
ところで、父はどこ行ったんだ?
パチンコでも行ったか?
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ワカメ汁大失敗
某月某日
夜逃げ(?)してきて債権者の訪問が無くなり、精神的にとても楽になった。
(学校からは遠くなったが)
ところで、母が仕事でいない。
冷蔵庫を開けると、塩ワカメが入っている。
その他の目ぼしい食材はなさげ。
(電子ジャーにご飯は残っていた)
腹が減ったので「なんか適当に作ってみるかー」と、弟と2人コンビニで安い豚肉を買ってくる。
ショウガをすり下ろし、何か適当にタレ(醤油とかみりんとか)入れてエセショウガ焼きを作成。
僕「ワカメ汁ってどうやって作るん?」
弟「知らないよ」
塩ワカメをボウルに入れ、水を入れて戻す。
出汁(だし)を取るのは子供の頃から見ていたり家庭科の授業でもやったので、かつお節で適当に出汁を取り、そこへワカメを切らずに投入。
味噌を溶き、一丁上がりだ。
僕&弟「いただきまーす」
・・・ワカメが噛みきれん
大失敗。ワカメって切って入れるものなんだと、このとき知りましたわ(爆)
エセショウガ焼き固いし(コンビニの肉が固かったのか、焼き過ぎたのか)
まあ、良い思いでです(笑)
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元・自宅を見に行くと…
これは、公団に引っ越して間もない頃の話になるのですが。
(時系列前後してごめんなさい)
休みの前日だったか、弟と一緒にまだ日も昇りきらない暗いうち(4時くらいか)に抜け出して、元自宅の一軒家を見に行ったのです。
そうすると、なんということでしょう。
(匠の技か)
ボロボロだった「元自宅」は、リフォーム工事中で(カギがかかっていなかったので、勝手に中に入ってきちゃいました。ごめんなさい💧)、腐り落ちていた風呂場の木枠(ガムテープで固定していた)は、アルミ枠に(そもそも風呂がユニットバスに交換されていた)なり、
壁に穴をあけてしまってポスターで誤魔化していた僕ら兄弟の元部屋も、すべてリニューアル。
朝日が昇り始めていた頃に「元自宅」のリフォーム工事現場を、弟と二人複雑な想いで見て外に出ると…
弟「兄ちゃん、あれ、あの猫」
僕「ん、あ…」
そう、自宅で飼っていた猫がそこにいたのだ。
もともと、好きなときに外に出していたこともあり(4〜5日帰って来ないこともザラ)、外にいることにあまり違和感を感じなかったのだろう。
連れて帰っていったら怒られるだろうなぁ…
今日のところはこのまま帰ることにしよう。
(そもそも警戒されてるし💧)
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公団との往復
引っ越し(夜逃げ)は「とりあえず」完了したのだが、まだまだ持ってきたい荷物はあった。
そこで、夜中に公団の部屋へ忍び込み(まだ契約解除になってないから「忍び込む」ってのも変な表現だけども)、目ぼしいものを持ち出すことにした。
新しいアパートに引っ越してから債権者の訪問は無くなり、これだけで精神的負担はかなり軽減された。
ただ、やはり公団に置いてきた荷物、出来るだけ回収したい。
昼間は(債権者がウロウロしているから)マズいだろう。
週末の夜中に回収することにする。
夜中に公団の部屋へ行き、辺りをうかがい、息を潜めて鍵を開ける様子は空き巣(あきす)とそんなに変わらないのではないだろうか?
電気は既に止められており、懐中電灯を片手にモノを漁る。
まず欲しかったのは「自分の部屋に敷くカーペット」だった。
これは車に積めなかったので、持ってくるのを断念していたのだが、担いでいけば持っていけるのでは?と考えたのだ。
カーペットの上に散乱していた荷物やら雑誌やらをとりあえずそのあたりに押し寄せ(※夜中に暗闇で作業中)カーペットをくるくると巻き始める。
お、意外に運べそうな予感がしてきた。
んー、カーペット意外には持っていけないか。今日はカーペットだけだな。
とりあえずカーペットを玄関外に出し、鍵をかけて静かーに階段を降りる。
丸めたカーペットを肩に担ぎ、2駅分とちょっとの距離をてくてくと歩き始めた。
ヤバい…重たい。
ていうか、お巡りさんに見つかったら何て言い訳すれば良いんだ💧
何時間かかっただろう、お巡りさんに見つかることもなく、ヤンキーに絡まれることもなく、無事アパートに辿り着いた。
寒かった。
凍え死ぬかと思った。
また荷物取りに忍び込みに行かないと…。
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ごめんなさい、時系列を間違えたかも
今回の記事は回想ではなく、時系列の訂正です。
以前の以下2記事ですが、よく考えてみると引っ越し(夜逃げ)後の話です、これ。
公団に誰も居なくなったんで、学校に訪ねて来た(叔母かどうかは知らない)ってのが時系列的に正しいかと。
記憶があやふやで、申し訳ないです。
冷蔵庫、洗濯機がない!
2回目の引っ越し(夜逃げ?)もどうにか完了し、新生活をスタートさせた。
前の公団(現:UR都市機構)から、公共の駅で約2駅分の距離の場所だ。
大型家具を持ってくることが出来なかったので、冷蔵庫や洗濯機、食器棚等がない。
かろうじてテレビやコタツ(食卓代わりだ)などは持ってこれた。
近所にコインランドリーがあったので、週に1度か2度、みんなで洗濯物をまとめてそこへ持っていき、洗濯と乾燥をした。
(もちろん終わるまでずーっと待っていた)
冷蔵庫がないのはちょっと困った。
もう冬に差しかかって来た頃だったので、
僕「ベランダの、日の当たらない場所に出しておけば保存できるんじゃない?」
という、ちょっとしょーもないアイデアを出したら、意外にイケて、肉や野菜がこの方法でけっこう冷蔵庫並に保存できたのだ!✨
季節に感謝だね。
気温が急上昇する日がたまにあって、そんな日に肉・魚を腐らせる。なんてこともあったけど💧
弟は学区が完全に変わっちゃったけど、自転車で頑張って通ってたよ。
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