部屋探しを始める
どういった経緯で、この話になったのか。
また引っ越しをすることになった。
一件家から引っ越して来て住んでいた公団(現・UR都市機構)の家賃を滞納していたのだろうか。
電気やガスもちょくちょく止められていた記憶がある。
それよりなにより、債権者の執拗な訪問が一番の悩みだったに違いない。
日曜日(当時土曜日は休みではなかった。昭和です…)に母とふたり、賃貸住宅情報を見ながら、徒歩であちこち見に行った。
入居人は、母、姉、僕と弟の4人。
実際に見てみると、安くて良い物件などそうそう見つからない。
うーん、困ったねぇ。
雪が降る前に決めちゃわないとね…。
昭和時代はネットなんてないから、不動産か情報誌、または貼り紙が頼りなのよ。
借金 生活苦