引っ越して数ヶ月経っただろうか。 父が居なくなり、母も姉も不在がち。 いつ債権者が訪問してくるかわからない。 そんな状況に嫌気が差し、僕自身も家にあまり帰らなくなった。 学校では部活というか、とある活動をしていたので、とにかく遅くまで残ってい…

某月某日 学校から帰宅してから何をしていたんだろう。 外はもう真っ暗だが、家には誰も居ない。 みんなどこにいるんだよ。（弟は部活かな） 債権者の訪問が怖いので、自宅の灯（あかり）を点けず、ボリュームを最小限にして音楽を聴く。 このとき聴いていた…

最近、父がずっと帰ってこない。 まさか、家出をしたのだろうか。 父のことはあまり好きではなかったが、一家の長である。 こんな状況の中、居なくなるとやはり不安である。 教祖や魔王、その他債権者が訪問する度に心が折れそうだ。 父に毅然と対応してもら…

某月某日、早朝 玄関からの異音で目が覚める。 （何時だ？まだ6時前じゃん…） また、鉄ドアを小刻みに叩いている。 （ああ、またアイツら（教祖と魔王）か…、マズいな、今日母ちゃん居るんだよなぁ…） mydebtlife.hatenablog.com 急きょ母と弟（当時中学生）…

某月某日 また債権者だろうか、見たことがない男がやって来た。 その日は父が家に居たため、対応した。 男「奥さんはいないんですかね」 父「私は知りません」（←イントネーションが最後の「ん」に付くのがポイント。緊張してたのか？） 僕（いやいや、「知…

ある日のこと。 自宅ポストに一枚のチラシが。公団（現:UR都市機構）からの案内だね。 （借金取りからの「金返せ」じゃなくて良かった） なになに、 「シャワー増設工事のご案内。スケジュールは云々〜」 mydebtlife.hatenablog.com おお、これは✨ と、思わ…

朝、変な物音（目覚ましではないな…）で目が覚めた。 どうやら玄関からだ。 誰かか玄関のドア（公団のあの鉄ドア）を、「小刻みに」叩いてる。 こんな感じのドア（UR住宅機構より） （誰？ところで今何時よ。6時？※） あまりにもうるさいので出てみると、 背…

婆ちゃん（祖母）が、家にやって来た。 手に何かを持って。 姉の部屋でなにやら話し込んでいる。 ずいぶん長いこと話し込んでいるが、いったい何の用だろう。 （しばらくして） 用が終わったらしく、婆ちゃんが帰宅した。 後日のこと 姉「いや、まいったわ。…

ある朝のこと。 学校に持っていく弁当（高校は給食ではない）とするため、登校前に近所にあった「おむすび屋」へ、制服のままおむすびを購入しに行く。 （※この時期、学校で昼に何を食べていたかあまり記憶がないのです・・・、購買でパンを買っていたのか弁…

とある日のこと。 日曜日のことだったと思うが、朝9時か10時くらいだったか、 ピンポーン と、チャイムが鳴った。 （誰だ？）玄関へ行きドアを開けると、知らない男（ヤ●ザっぽい？）が立っており、 さらに、ズカズカと家の中に無言で入ってきて、ビックリし…

（公団住宅：現・UR都市機構）引っ越した頃に聴いていた曲を紹介します。 サザンオールスターズの「ミス・ブランニュー・デイ」 この頃はまだスピーカーから（結構な音量で）音だして聴けてたなぁ。 CDプレイヤーなんて、まだ10万超えの頃だしね。 ソースは…

親が経営していた店（居酒屋的な）がダメになったことは何となくわかった。 だが、両親からは何の説明もされていない。 「どういう経緯でこうなった（店が潰れた）のか」 「なぜ引っ越しせざるを得なくなったのか」 「借金を抱えた理由は何なのか」 何もわか…

住み慣れた一軒家から公団住宅（現・UR都市機構）へ引っ越しし、困ったことが。 mydebtlife.hatenablog.com （両親は知っていたのだろうが）電話がない、風呂場にシャワーがついていない。 電話はおそらく債権を処分してしまったのだろう。 知ってます？昔は…

引っ越し前の話になるのだけど、自宅で犬と猫を飼っていました。 引っ越しの数日前だったと記憶してます。 犬を親が運転する車に乗せて大きな公園（駐車場があるような大きな公園）に連れて行き、そこでリードを離してきたのです。 ふだんあまり散歩をさせて…

姉から衝撃の発言を受け、訳もわからぬまま引っ越しすることになった我が家。 事情がさっぱりわからんが、とにかく動かねばならない。 mydebtlife.hatenablog.com 春も終わり。 引っ越しは細々と、小物だけは自家用車を使って行なわれた。 今のようにサ○イや…

見学旅行（修学旅行）も無事に終わり（見学旅行の小遣いは5万円だった。捻出は大変だったのだろう。きっと）、しばらくは普通の高校生活を送っていた。 が、この頃から父が家に居る日が多くなった。 父は自営（居酒屋的な）なので、夜はほぼ居ない。 そんな…

見学旅行（修学旅行）の準備で担任が、 「ポンコ@2、保険証の番号控えて持ってこいよ」 そう催促されるのだが、帰宅して親に言っても 「保険証ないんだよ！そう言っといて！」 そう言われるばかり。 旅行中に何かあったときのために保険証の番号が必要だと思…

昭和の後半 ポンコ@2はどこにでもいる普通の高校生ですた。 小学2年生の時に引っ越して来た建て売り住宅（ちょっと狭かったけど）に住み、 自宅から徒歩15分の学校（公立高校）に通ってたのです。 両親は自営業（居酒屋的なもの）を営んでおり、裕福ではない…

50過ぎのおっさんである（自分ではそう思ってない）ポンコ@2がある日、 自分の半生をふと振り返ってみたときに、ほとんど借金だらけの人生だったことに気づきました。 この経験を記録に残しておこうと思い、ブログを開設した次第です。 ポンコ@2は過去に大き…